はじめに

かつては「ぜいたく病」といわれた痛風も、この飽食の時代でありふれた疾患になりました。一方で、健康に対する意識の高まりから健康診断や人間ドックを受ける人が増え、多くの人々が「尿酸値が高い」ことを指摘されています。尿酸は体内でできる老廃物のひとつですが、「血液中の尿酸の濃度が高い状態=高尿酸血症」が続くと体内に尿酸の結晶が蓄積して、痛風と呼ばれる関節炎を起こしたり、高血圧などの生活習慣病を悪化させたりします。つまり、高尿酸血症は痛風の予備軍であり、生活習慣病の要素の一つでもあります。

では、尿酸値が高いと言われた人は、全員が治療を受ける必要があるのでしょうか?同じ「尿酸値が高い」人でも、健康診断などで尿酸値が高いことだけが問題になった人、それ以外にも合併症がいろいろある人、痛風関節炎を起こしてしまった人と、いろいろな段階があります。尿酸値の高さによっても、治療目標も異なります。

あなたはどのタイプ?

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         気になる方は、まず一度受診しましょう