車同士の事故にはさまざまなものがあります。交通事故全体のなかで、「自動車 対 自動車」事故類型は全体の80.4%にものぼり、「歩行者 対 自動車」の9.6%を大幅に上回っています。
「自動車 対 自動車」の事故件数を多い順にランキングすると次のようになります。
1位 追突事故・・・・・・・・・・34.8%
2位 出会い頭事故・・・・・・・・25.3%
3位 右左折時事故・・・・・・・・13.0%
4位 自動車 対 歩行者事故・・・10・0%
5位 その他・・・・・・・・・・・16・9%
(※平成24年中の交通事故発生状況[警視庁まとめ]より)
つまり、交通事故の3件に1件は「追突事故」が発生しています。
追突事故の理由は、「脇見運転」などが主な理由です。
追突事故とは、信号待ちなどで停止または低速で前進している前方車の後部に、脇見運転や前方不注意により、後方車が衝突する交通事故です。
また、進路変更や車線変更による追突事故もあります。片側2車線の道路で、走行車線から追越車線に車線変更した際、追越車線を速度を出して直進していた後方車に追突されることがあります。
そして、車同士の事故類型のなかで、圧倒的に多い事故が「追突事故」です。実に、車同士の事故のうちの34.8%が追突事故によるものなのです。
まず、「むちうち症」というのは、正式な病名ではありません。むちうち症とは、「自動車の追突事故などによって、頭部が鞭の動きように前後に過度の屈伸をし、首の組織に損傷を生じたために起こる症状」を総称したものといえます。
そのため診断書等では、外傷性頚部症候群、外傷性頭部症候群、頚椎捻挫、バレー・ルー症候群、神経根損傷、脊髄損傷などと診断されます。